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センターリサーチと出願について

センター試験本当にお疲れ様でした。いかがでしたか? できたでしょうか? ここでは、センター試験後に、自己採点結果をもとに、大手予備校で行われるセンターリサーチと、その後の出願についてお話いたします。高1・高2生の方も、今後の参考にしてください。


1.センターリサーチとは?

センター試験を受験した方々は、本日新聞や大手予備校のHPなどに掲載された解答を見ながら自己採点を行い、その結果をもとに、高校や予備校で「センターリサーチ」の申し込みをすることになると思います。ご存知とは思いますが、センターリサーチというのは、大手予備校が、センター試験の自己採点結果を全国規模で集計・分析し、国公立大や、私大のセンター利用入試での合格の可能性などの情報を提供するサービスのことです。ちなみに「センターリサーチ」というのは代ゼミのサービスのことで(とはいえ、ご承知の通り、代ゼミではこのサービスをやめることになりましたが)、河合塾では「センター・リサーチ」と表記します。ちなみに駿台は、ベネッセと共同で「データネット」という名前で同様のサービスを行います。また、これは元々河合塾が最初で、今日では「バンザイシステム」と言って、センター・リサーチ同様、PCでも志望校判定ができるシステムをいち早く立ち上げました。さすがは「元祖」といったところです。尚、駿台では「インターネット選太君」という名前で同様のシステムを立ち上げ、インターネット上で出願のシュミレーションを行うことができます。


2.センター試験結果を受けて・・・

本日センターリサーチを申し込むと、遅くとも1週間以内には判定結果が返ってきますので、その結果を参考にして最終的な受験校を確定させていくことになります。ですので、現時点ではまだ判定結果はわからないものの、満足のいく点数が取れたという方、少し早いですが、まずはおめでとうございます。この1年、一生懸命勉強してきたかいがありましたね。その調子で私大入試や国公立二次試験でも良い結果が出るよう、ぜひがんばってください。大丈夫です。良い流れが来ています。また、センター利用入試の出願(いわゆる「後出し」−「前出し」の結果予想はセンターリサーチにて判断し、それにより一般入試への出願校を最終決定することになります))を考えている方は、希望通りの大学に加え、他に出願すれば可能性のある大学はないか、なども同時に考え、出来る限りいろいろな大学の判定を受けてみてください。

一方、不本意な点数だったという方は、それは結果として、まずは受け止めてください。「こんなはずでは・・・」「あの問題さえミスしなければ」「完全に読み間違えた」など、思うところは多々あるかもしれませんが、それを言っていても始まりません。気持ちを切り替えた上で、この結果をふまえて、今後どうするのかを考えてください。特に国公立大志望の方は、場合によっては志望校変更を考えなければならないかもしれません。つらい選択になるかもしれませんが、判断の目安は、「現時点でどうすることがベストなのか」ということです。足切りのリスクはあっても、二次での逆転を信じてそのまま出願するのか、センターのボーダーが低い国公立大学や、センターより二次の比率が高い他大に変更して出願するのか、思い切って国公立大をあきらめて私大に絞るのか、保護者の方や高校の先生、予備校の職員・講師などとよく相談し、最も前向きに臨めそうな選択肢を選んでください。そうすれば、どのような結果になっても納得できると思います。また、国公立の志望校は難しくても、私大のセンター利用でならいけるかもしれませんので、ギリギリまで可能性を追求してください。私大志望の方は、既に出願済(前出し)の大学以外の、センター利用での出願を断念せざるを得ないかもしれませんが、それならそれでやむを得ないと思います。あくまで本番は一般入試です。最も一般入試に近い雰囲気で受験できたのですから、試験当日のだいたいのイメージはつかめたことと思います。それならそれでよしとし、気持ちを切り替えて一般入試に臨んでください。


3.いざ! 出願へ!!

以上のことをふまえ、センターリサーチの結果を確認したら、いよいよ出願開始です。まず、願書は一通り入手してあるとは思いますが、急遽受験を決めたため、まだ入手していない願書があれば、大至急入手してください。次に、それぞれの大学について、出願締切日を必ず確認してください。その際、締切日必着(締切日には到着していないとダメ)なのか、締切日当日消印有効(郵便局に締切日に出し、締切日の消印があれば、締切日に到着しなくてもOK)なのかも必ず確認してください。特に、迷っている大学への出願の際には重要な要素です。また、「確か1/25の消印有効だったはず」といった記憶のある方も、必ず再度確認してください。万が一勘違いがあったら大変です(毎年1人はいます)。出願することがはっきりしている大学であれば、期間内に余裕を持って出願してください。

そして、国公立大を受験する方は、前・後期とも決めていた通りの大学に出願するので大丈夫か、変更した方がいいのか、センター利用入試を受ける大学は大丈夫か、などの最終確認をしてください。当然のことですが、出願締切日をしっかり把握し、ギリギリまで迷っている大学や、センター利用を含め、特定の大学に合格すれば出願しない、といった大学などについても、「あとは受験料を払って郵送するだけ」の状態にまで、準備を進めておいてください。間際にあわてて準備をするのは間違いのもとですので、早めの方がいいです。また、国公立大の出願を、新聞に掲載される出願状況の推移をもとに、受験するかどうかを決めるのであれば、それも1つの方法でしょう。高校の先生や予備校の職員・講師などともよく相談しながら、合否の可能性をじっくり見据えた上で最終判断をしてください。

尚、これも当たり前のことですが、願書請求も願書記入も、必ず自分でやってください。いくら勉強が間に合わないと思っても、保護者の方を頼らないでください。たとえ「願書は私が書いておくからその時間で勉強して」などと言われても、きっぱり断ってください。自分の将来がかかっているのですから、最後まで自分でやり通してください。ちなみに、大学の入試担当者が、明らかに保護者の方が書いたと思われる願書を見ると、合否には関係しないものの、いい気持ちはしないそうです。「親代筆のラブレターを受け取ったような気分」だと言った担当者もいます。当然ですよね。

また、書き間違いが心配で、シャーペン等で下書きをしてから清書する方がいますが、もちろん下書きははっきり消して下さい。残っているとかえって汚く見えて逆効果です。また、消そうとした際、清書で使用したペンのインクで願書が汚れないよう、よく乾かした上で消してください。願書に間違いや漏れがないか心配なら、保護者や高校の先生、予備校の職員などに見直しをしてもらってください。その際、願書だけでなく、募集要項も忘れずに持って行ってください。



出願が終わったら、あとは勉強するだけです。もう迷わず受験のことだけを、合格することだけを考え、本番までもうひとがんばりしてください。健闘をお祈りいたします。

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